地元は多くの草木が生い茂った「千葉」(千の葉)です。
学生の頃、田舎出身なのによく見知っていた植物の名前さえ言えないことに気づき、恥ずかしく思い、以降見かけた植物に注意しては、名前程度は知ろうとしてきました。手軽に入手できる図鑑などを買って少しずつ増えました。しかし 見た時の記憶がおぼろで、帰って図鑑をみても区別がつかないことが多くありました。NHK朝ドラでは牧野先生は海外から本を買い集めた。細かい点の確認のためには標本を手元に置くの一番だったのかなと思います。自分にとって珍しいものを見かけたときは嬉しいものです。今は解説本が氾濫し、ネットで写真・解説のアップが多くあり、また名前を判別するソフトには性能が高いものがあります。スマホで写真を撮っていれば、あとでゆっくり拡大して細部をみることもできます。名前を知るのは簡単になりました。名前にはそうなる理由があり、それを知るとなお面白くなります。
名前の次には日常生活の中での利用のされ方を知るのが楽しいかもしれません。昔からの利用のされ方に加え、季節での変化、老若の違い、雌雄の関係、子孫の増え方など。
機会があってブログにチャンレンジするに気になり、趣味として見知ってきたことを整理してみようかと「きめさわの千葉の草木」を始めました。整理作業で新しい発見があり、また楽しんでおります。
≪頼朝桜と菜の花≫
新年から千葉房総の方では白い花のニホンスイセンを至るところで見かけるようになります。この時期の水仙ロード歩きはすがすがしいものです。少し間を置いて3月初め頃からピンク色の頼朝桜と黄色の菜の花がみられます。3種が一緒に盛りとして見られ機会は少ないようです。頼朝桜は伊豆の河津桜を植えてきたもので、数が増え大きくなった木もみられるようになりました。(わざわざ混む河津に行く必要はなく、佐倉ダムなど名所が千葉側にできてます。ナノハナ(セイヨウナノハナ)は菜種油のためのものでしたが、今は食用の菜花で、春の季節感が美味しく、ワサビ和えは最高です。「千葉県の花」です。
≪プロフィール≫
仙台市近郊生まれ、勤務などで金沢市・都内・浜松市・富山市・広島市で各1~5年生活。千葉市在住。金沢時代にアルバイトで山歩きを覚えてから、歩きながら自然観察することが趣味。北アルプス、千葉から1泊で往復できる山、浜松の佐鳴湖畔、広島の海岸近くの山々、千葉県の低山、関東ふれあいの道(千葉県)などの自然を楽しんできました。最近は地味な草(いわゆる「雑草」)と特に親しくしています。