花がかわいいが厄介な草!
・カタバミ 花は小型の黄色 三つ葉のハート形の凸部が嚙まれた跡とみて、片喰みとのこと。(ウワバミは関係ないです。)花も葉も夜は眠る。多くの種ができ、散らばっているので、次次に生えてくる。 根は下に割合深く伸びるので、抜きにくい。ゆっくり引き上げ上手く抜けると気持ちがいい。 葉の色が赤みがかかるのをアカカタバミと言う事もあるようです。 <2023.10.26 朝日新聞より> 千葉大学大学院の研究によると、カタバミの赤葉は都市部で目立ち高温化(ヒートアイランド化)が影響している。35℃以上では赤葉の方が光合成が高く、高温耐性の進化で、最も観察しやすい事例、とのこと。
・ムラサキカタバミ 花の色はピンクに近いけどね。花弁に細い筋がはいる。中ほどに白みがでて、真中は緑色。花壇にいっぱいにしてもいい、きれいな花です。根が、面白い。葉が大きいものでは、ユリ根(鱗茎)の下に透明なニンジン(牽引根)があり、その間に小さい球根(木子)が着いていて、みごとなものです。ユリ根がバラけて増えるようです。この上からに葉、花の茎が伸びてるので、根を上手く掘り上げると、一気にスッキリする。大当り!です。
・イモカタバミ 花の色はこちらがムラサキっぽい。真ん中は濃い色。葯が黄色(ムラサキカタバミは白)。根がイモ(塊茎)でこれで増える。
・オキザリス 園芸店でオキザリス何とか、の名前が色々でているようです。公園などで誰かが植えたのか、みごとな花の群落をみることがあります。イモカタバミに似たものもみかけますが、花と葉が大きい。オキザリスはカタバミの学名とのこと。ギリシア語の「酸っぱい」が語源で、蓚酸を含むからとのこと。カタカナ文字が覚えにくい私には和名「ハナカタバミ」のほうがいいね。
・オッタチカタバミ 高く立ち上がり、花後に柄の先の果実も立ち上がる。分かりやすいネーミングです。横に這う地下茎から立ち上がるとのことで、群れているが、すぐに引き抜ける。
≪雑草って≫
「どんな植物にも必ず名前がある」「雑草という名の草はない」などと言われます。カタバミはきれいですが、はびこっていると「雑草」扱いとなり、取り除かれます。当初の珍しい時に好まれ、広がりどこでも見かけるようになるとやっかいもの扱いになっているのは多いようです。その境は人の好み、場所にもよるようです。いろんなのが混ざって雑然と生えていると雑草らしさがあるけど、一種だけで生えいるとみごとな花壇なのですが・・・。