触ると痛そう!
・ スギ 杉
幹が直立するので、直木(すぐき)からきた、と言われている。漢字は「はりのような葉をもつ木」。日本固有で、日本で一番に大きく、長寿の木といわれる。材は軽く加工しやすく、最も利用され、杉文化となる。雌雄同株で雄花での花粉症が社会問題になり、花粉症にならないスギが開発されているそうです。スギは変わらず、人が、人の住む環境が変わったためだと思うのですが。香取神宮でご神木500年杉の境内砂利の中の一杯の芽生えの中からいただいてきたものが、うちの鉢で育っている。12年ほど経って幹は2CMほど。伸びて倒れるので、根元から50cmほど切ったら横に枝がでて、少し先から上向きになった。有名な北山杉の仕立て方で、台杉というのがあるようですが、なんとなくそれっぽい? 近くの公共施設ではこの仕立てになって林立しているが、面白い眺めになっています。千葉では山武(さんむ)市のサンブスギが有名です。品種を守るため挿し木で増やしているとのこと。そしてサンブスギは雄花少なく花粉症になりにくいとのことです。(全国に広めましょう。)さんむとサンブ、漢字の読み方が悩ましい。古い歴史に「さんむ」があるので、2006年4町村合併での新しい市名に採用したそうで、サンブは新しい方の呼び方だそうで。
・ヒノキ 桧
「火の木」「日の木」が語源との説も。スギに次いで材の利用が多く、強いので寺社の心柱はこれだそうです。葉が鱗片状で裏の白い気孔がY字に見える。葉先に雄花が付き、その元に雌花があって、キュービックのような実となる。園芸品が多い。
・サワラ 椹
サワラギ(さわらかな、やわらかい木)が語源とのこと。ヒノキに似ているが、葉裏の気孔はX字に見え、枝が空いている。材がやわらかく?、水に強く、古くから風呂やお櫃に使われてきた。園芸品が多い。
・イチイ 一位 オンコ アララギ
正一位の貴族の笏につかわれたから、とか。雌雄別株。食べられる赤い仮種皮が種を覆うが、下は開いている。葉は線形で二列に並ぶ。
・キャラボク
葉は輪生状になる。両方とも庭木として、植えられいる。山陰の大山頂上付近で、低く一面に広がるダイセンキャラボクを見たことがある。
・イヌマキ 犬槇 マキ ホンマキ
「千葉県の木」、 房総で生垣利用が多い。雌雄別株。葉は線形。雄花は白く細く立ち上がる。果実は緑色で、紫の花托の上に付く。マキはイヌマキと葉が短いラカンマキなどの総称。
・クロマツ 黒松
千葉では潮風に強いクロマツ(雄松)がほとんどで、アカマツ(雌松)は珍しい。
・カヤ 榧
葉が2列に並び、固く先が尖り 痛い。